整体院とマッサージの違い
健康保険が適応となる整形外科や接骨院には行ったことあるけど、整体院は初めてという方も多いのではないでしょうか?
このページでは、整形外科や接骨院などで行われている一般的な治療やリラクゼーションマッサージと理学整体との違いをご説明いたします。
理学整体の特徴1. 治療内容について
痛みなどの症状を消すのではなく、症状を引き起こしている体の壊れ方を治します。
例えば、精神的ストレスによって内臓器に不調をきたしたりすると内臓に起きた異常は自律神経を介して脊髄に伝わり運動神経を介して筋肉を緊張させます。
筋肉の異常は波状的に全身の形や動きの異常を引き起こします。それが腰痛だったり膝痛だったりの結果となって現れてきます。
整形外科や接骨院では・・・
手術も含めて、整形外科や接骨院で行われている治療は「痛い部分のみ」の治療に限られています。
ほとんどの場合、痛みなどの症状が現れている部分に原因はありません。
つまり痛みのあるところのみの治療では例え一時的に症状が改善してもまたすぐに元に戻ってしまいます。
これはある意味仕方がないことなのです。それは健康保険の治療は「痛い部分しか治療してはいけません」というルールがあるからです。
だから治せるはずもありません。
マッサージでは・・
マッサージを受け慣れている場合はイメージしやすいと思いますが、マッサージを受けているとだんだん強く、だんだん長く揉んで欲しくなるはずです。
例えば、病気で薬を飲んでいる場合にも病気が改善するにつれて薬の効果も軽いものになっていって飲む量も減っていきます。
だんだん強く揉んで欲しい、だんだん長く揉んで欲しいというのは薬がどんどん劇薬になって飲む量もどんどん増えていっているのと同じです。
逆に筋肉を傷つけられたりして悪化している証拠です。
ただ触ってもらうと脳から心地よく感じるホルモンが分泌されますから「良くなった」と錯覚します。
ですが実際には壊されていることがほとんどです。
理学整体の特徴2. 治療に使い分けがある
理学整体の施術には全て使い分けがあります。
例えば、胴体が右側に傾いてる壊れ方の患者さんがいたとします。
背骨を左右から支える筋肉の右側が縮んで、その反対側、つまり左側に引っ張られて伸びてる筋肉があるから傾いてるわけです。
左右両方が同じ条件だったら傾きません。物理的にあり得ないですよね。
体が「壊れている」というのは、右と左で真反対の条件になっていると言えます。
治すには?右と左で全く逆の目的を持った施術を行わない限り「治るわけがない」という事です!
整形外科、接骨院、マッサージでは・・
右側と左側で反対の効果がある飲み薬や注射がありますか?
右側と左側で逆の効果がある湿布を貼りますか?
右側と左側を逆方向に牽引できる機械がありますか?
右側を緩める様に左側を緊張させる様にマッサージしてもらっていますか?
右側と左側で反対の効果がある様に電気をかけていますか?
使い分けのない治療は全て逆効果ですので今すぐやめてもらってください!
理学整体の特徴3.検査が立体的である
先ほどは分かりやすくするために右側と左側を例に挙げました。
しかし当然、体のお腹側と背中側でも逆の状態になっているので体は曲がります。
そして右斜めと左斜めも逆の状態になっているから体は捻れているわけです。
この左右の傾きと前後の曲がりと左右の捻れにおける全ての筋肉に関して、どちら側が縮んでいる側なのかどちら側が伸びている側なのかを診断します。
これが体を立体的に検査するという意味です。
整形外科、接骨院、マッサージでは・・
立体的に筋肉の状態を把握するには筋肉の解剖学・生理学について詳しく知る必要があります。
一般的な治療のやり方を見る限りお医者さんも含めてわれわれ理学整体の門下生ほどに筋肉の機能解剖に精通した医療従事者はいないはずです。