頭痛(片頭痛)

頭痛がつらいけど、どうしても用事があったり仕事をしなければならない時ってありますよね。

  だから頭痛薬を飲むなとは言いません。

飲むなとは言いませんが、ブロック注射と同じで「痛い」という情報が脳まで届かない様にブロックしているだけなので間もなく、また頭痛を引き起こします。

こんなお悩みはありませんか? 

  •  バファリンやロキソニンなどを頻繁に飲む
  •  生理になると頭痛がする
  •  こめかみがズキズキ痛む
  •  天気が悪くなったり台風の影響で痛くなる
  •  病院で調べても原因がわからない
  • 首や肩が凝ってくると頭痛がする

一つでも当てはまることがある方もご安心下さい。

当院ならそのお悩みを改善できます!

頭痛の原因

頭痛の原因は、ひとことで言えば頭部の「血行不良」です。

そうか!じゃあ、温めれば良いのか!違います。

もしもそうであれば、毎日お風呂に入っているあなたは「頭痛持ち」からすでに解放されているはずです。

あるいは運動すれば全身の血流は良くなりますけど、頭痛のときに運動なんかしたら余計に痛くなってしまいます。

「血流が悪い」と言うと、血液が足りていない状態をイメージをしますが…

もちろん脳や頭部に血液が届けられない状態になれば頭痛を引き起こします。

もうひとつあります。

動脈を通って血液が脳や頭部に必要な酸素や栄養素を届けた後、今度は静脈やリンパが血液と老廃物を回収します。

静脈やリンパ管が正しく働くことが出来なくなっていて脳や頭部に酸素や栄養素を届け終わった後の血液や老廃物が回収出来なくなっている状態。

わかりやすく言うと、血液は来てるけど帰って行かない状態。

これも、「血流が悪い(=循環できていない)」という状態です。

脳や頭部に血液を送る血管

「頚動脈(けいどうみゃく)」という血管の名前を知っている人は多いと思います。

頚動脈は外頚動脈内頚動脈に枝分かれします。

外頚動脈は顔面や眼や頭皮を栄養して、内頚動脈椎骨動脈は脳を栄養します。

と言っても血管の名前を覚えて欲しいわけではなく、頭痛に関係する血管の全てが「首」「肩」を通過して来ますよってわかってもらえたらオッケーです。

頭痛の種類

群発頭痛(ぐんぱつずつう)と呼ばれる、眼の周りから、頭の前から、横から、と広い範囲で頭が痛くなる頭痛があります。

静脈やリンパ管が正しく働くことができずに老廃物や静脈血が回収出来ないことによって起こります。

回収できなかった老廃物や体液が色々とあふれ出しちゃっているイメージをしてもらうと、広い範囲があちこち痛い理由が何となく判ると思います。

片頭痛(へんずつう)は偏頭痛と書いたりもします。

偏(かたより)のある頭痛、片方だけが痛い頭痛という意味に解釈しがちですが、実際は両側痛い場合も非常に多いです。

なので、身体に何らかの偏りが出来た結果に引き起こされた血行不良が原因の頭痛と考えるのが本来でしょう。

これは、脳に必要な栄養や酸素が届いていないために起こる頭痛です。

こめかみがズキズキ痛んだりドクンドクン拍動する痛み方をします。

先ほどの「群発頭痛」と「片頭痛」は相反する病態だとわかりますか?

簡単に言えば「血液の多すぎる状態」と「少なすぎる状態」といった反対の病態です。

下痢と便秘に例えたならわかりやすいでしょうか?

腸の活動を止める下痢止めと、腸を活動させる便秘薬と反対の処方があるはずです。

なのに「群発頭痛」と「片頭痛」で同じ頭痛薬を使うのは理屈に合いません。

自律神経で言うと群発頭痛と片頭痛はそれぞれ副交感神経と交感神経の相反する自律神経が関係しています。

少し難しい事を言ったかも知れませんが、頭痛薬を飲み続けても「頭痛持ち」からは逃れられないと何となく理解できると思います。

緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)は肩こり頭痛とも言われ、首や肩の筋肉の異常が引き起こす血行不良が原因の頭痛です。

片頭痛と同様に脳や頭部に必要な血液が届かない事で発生します。

症状に偏りがなく、全体的に痛みます。

片頭痛と緊張型頭痛の違いは関係してくる筋肉によるものです。

片頭痛の場合、例えば斜角筋や腹斜筋など身体を左右から支えて傾きに作用する筋肉が関係します。

緊張型頭痛の場合、板状筋や脊柱起立筋など前後の動きに作用する筋肉が関係します。

後で言いますが、根本的に治すという事に関して身体のすべての器官が正しく働くように導く必要があります。

そうすると「群発頭痛」や「片頭痛」や「緊張型頭痛」といった分類は意味をなさなくなります。

それを何故わざわざ分類したのかと言いますと、頭痛薬の矛盾を知って欲しいからです。

頭痛薬は無意味なのか

では、頭痛薬は全く無意味なのかと言えば「使い方しだい」です。

頭痛薬は「ダブルブロック処方」だと聞いた事があるかもしれません。

役割りは2つあります。

ひとつは「痛い」という情報(信号)が脳に届かない様にブロックすること。

もうひとつは細かい説明は割愛しますが、「痛み」を発生させる「物質」というものがあります。

それは、収縮した血管を元の状態に戻すための血管拡張物質なのですが、それを生ませないというものです。

ブロックという言葉を使うなら「痛み」を発生させる物質が分泌されるのをブロックするってことですね。

上図は、例えば「ナ◯ンエース」という市販薬の画像を借りたのもですが、薬の内容は違っても基本的にはこの様な二段構えの作用があります。

「痛みのもとをブロック」とは、血管拡張物質を生ませないという事。

つまり、血管に「拡張」してもらっては困るので血管収縮剤を投与しているという事です。

血管が収縮すれば抵抗で血液が通りにくくなります。

循環する血液量が減少すれば温度は下がります。

だから頭痛薬は「解熱剤」なのです。

血管収縮剤なのです頭痛薬は。

なので、群発頭痛の様に血管が拡張している場合には効果が高いかも知れません。(もちろん根本治療にはなり得ませんが)

しかし、片頭痛の様に血管が収縮して血行不良を起こしていたら余計に頭痛の原因を作り出している事になります。

え?でも頭痛薬を飲むと楽になりますよ?

もうひとつの「痛みの伝わり」をブロックしているからです。

例えば、足が骨折しても麻酔をかければ感覚は無くても歩くくらいは出来ます。

でも、麻酔がきれた後の事を考えると恐ろしくありませんか?

私が何を言いたいかと言えば「頭痛はつらいので、頭痛薬を使うことは構わない」しかし使うなら、なるべく安静にする必要があります。

そして「もう頭痛薬を使わなくても良い様に治さないといけない」という事です。

頭痛薬を飲み続けるほど血管が収縮していきます。

詰まりやすい血管がだんだん脳内に出来上がっていくのを自分で手助けしています。

1日でも早く頭痛薬の要らない身体にするべきです。

ご安心下さい!当院が頭痛からあなたを救います!

では、具体的に頭痛薬の要らない身体とはどんな身体かというと「脳や頭部にも血液が循環している身体」です。

ここでは、動脈の関係で血液が来ないのか静脈やリンパ管の関係で血液や老廃物が回収出来ないのかはあまり問題ではありません。

なぜなら、動脈、静脈、リンパ管、いずれにせよ「首」や「肩」で血液(体液)が通過出来なくなっている事が問題だからです。

背中が丸くなって顎の上がった姿勢は首や肩の筋肉が正しく働けない状態です。

その首や肩の筋肉の表面や中を通過する血管も正しく働けなくなって血行不良が起こります。

「先生!姿勢が悪いのがいけないんですね!」

「先生!姿勢を正した方が良いですか?」

お気持ちはわかりますが、姿勢を正すというのは「自分の意思」で行うものです。「運動神経」の関係です。

問題になっているのは「自律神経」に関係することです。

身体を1番ラクにした姿勢(体の形)を治す事に意味があるのであって、自分で意識して背筋を伸ばすこととは違います。

なぜなら、誰でも自分の意思で、わざわざ背中を丸くしているわけではないでしょう。

勝手にそうなってしまうのです。

例えば、内臓の働きなど、身体が勝手に行うシステムをコントロールしているのは自律神経です。

つまり自律神経の異常が、勝手に姿勢が悪くなってしまうという結果に現れているのです。

自律神経の異常が脳や頭部に関係する血管の伸縮をコントロール出来なくさせていさます。

また筋ポンプとして血液を循環させている筋肉の異常を引き起こしています。そして筋肉が体の形や動きを作るのですから姿勢は悪く見えてしまいます。

そして首や肩の筋肉の所で血液循環が異常になって頭痛が現れています。

理学整体は無痛で、自律系を含めた身体のすべての器官が正しい位置、正しい形で正しく働くように導く「姿と動きの調整法」です。ぜひお任せください!